自民、公明、たちあがれ日本の野党3党が、菅直人内閣への不信任決議案を衆議院に共同提出しました。不信任決議案は2日午後の衆院本会議で採決される予定ですが、可決には衆院議員の過半数の賛成が必要です。
衆議院の議席数は480で、欠員1と採決には加わらない横路孝弘議長を除くと、計478人で採決が行われます。全員出席の場合の過半数は240人ですが、共産党と社民党(両党合わせた議員数は15人)が1日夜、採決を棄権する方向に傾きその人数を除くと、採決に加わる衆院議員数は463人となり、過半数は232となります。内閣不信任案に賛成している野党系議員は、計150人ですから不信任案成立の可否は、民主党の造反議員の行方に左右されます。
不信任案成立のためには、民主党内の賛成議員が82名必要となりますが欠席者がでた場合このハードルは下がります。
目下、小沢グループで「不信任案賛成」を明確にしている議員数は61名で鳩山グループ(自主投票)や他グループなどから、21人が賛成すれば可決、一票でも足りなかったら否決になり様々な憶測が飛んでいます。
しかし仮に内閣不信任案が否決されても、民主党執行部がいうように厳正な処分をしたら、民主党は単独過半数の政党でなくなります。また、小沢一郎さまが65人を引き連れて党をでたら、同じく単独過半数でなくなり国民新党や他の少数政党を集めたとしても安定政権とはいえなくなります。
与野党とも内閣不信任案に賛成して菅直人内閣を倒してみたところで、有力なポスト菅がいないのはなんとも不思議な不信任案ですが、今日の午後の採決(午後2時頃予定)までぎりぎりの駆け引きが行われるでしょう。とはいっても民主党の造反者拡大は止めようがなく 菅首相は可決なら解散の意向を表明しており、もし解散選挙なら80%以上の確率で、政権交代でしょうね。
タイトルには、可決は微妙と書いたのですが、いざ投票してみたら、なだれ現象が起きていて、可決される可能性が高く、今日の国会からは目が離せません。
「小沢氏は不信任案可決に自信 「十分通る」」:イザ!
民主党の小沢一郎元代表は1日、都内で記者団に、自民、公明、たちあがれ日本の野党3党が同日提出した内閣不信任決議案について、「国民が支持してくれた本来の民主党のあり方に戻さなければならない」と述べ、賛成する意向を表明した。
採決の見通しに関しては、「われわれの意思が国会で通ると思っている」と、可決に自信を見せた。また、自身の行動は「最後のご奉公の覚悟でやろうということで、戦列に参加した」と位置づけた。